木と土と竹小舞の平屋 (岡山市東区)
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350年前から代々住み継がれてきた家を熟考の末、生まれ変わらせることを決意されたお客様。先祖から続く住まいの姿をできる限り引き継ぎたいと、伝統的な「土壁」の再生を望まれました。土壁は夏はひんやりと冷たく、冬は暖かさを蓄える。さらに力強い梁組の大きな吹抜けと大きな越屋根からは熱気が抜ける。瀬戸内地域の温暖な気候風土に合う住まいが完成しました。玄関続きの通り土間は、農作業の合間に心置きなく皆で駄弁ることができ、薪ストーブでもてなせるコミュニティの場所。いつの間にか近所の仲間が集まり、くつろぎの輪ができる。