2021/01/25
昨日は、午前中雨が降って寒かったですね。
靴からじわじわ染みて、靴下がしっとりするのをなんとかしたい野口です。(長靴は脱ぎ履きが億劫で苦手です)
雨といえば樋(とい)。
家に降ってくる雨水は、屋根から流れて樋に運ばれ、排水されます。
言われなければ目につかないところなのですが、意外と建物の輪郭を左右するものです。
雨の日の高屋の家。円錐型の縦樋がついています。
小雨になると見ることができる、雨水がぽとり、ぽとりと落ちていく姿が可愛いんですよ。
引いて見るとこんな感じ。
ここになんてことない樋がどーんときたら、なんだか寂しい気がします。
すっと縦にのびるラインが建物を引き締める効果もありつつ、リズムを感じる意匠で見た目を邪魔しない。
あまり目立たない樋ひとつとってもそうであるように、設計も工事も、丁寧に考えつくることで、より良い家になると思います。
野口博美