2024/07/05
垂木をカンナで仕上げていきます。木の表面が次第に光っていき、艶がとてもきれいです。構造材なので削る厚さは50~100ミクロンほどでしょうか?、ミリメートルに直すと0.05~0.1ミリの薄さです。
がんがん削るので、頻繁に研ぎなおします。研ぎ方が甘いとすぐ削れなくなるので1000番から始まり8000番まで仕上げていきます。それでも垂木数本で研ぎなおすそうです。
機械で削れるから、効率が良いから、と鉋を使わない(使えない?)大工さんが増えてきています。機械と手鉋では全く仕上げが違います。木に手をふれコンマ数ミリの段差を整えてからお客様へお渡しするのが本当の手仕事ではないでしょうか。